BMIと体脂肪率の計算方法と、数字が本当に意味すること
体重計がわかるのは体全体の重さだけで、その中身まではわかりません。BMIと体脂肪率はもう少し多くを教えてくれます。ただし、どう計算されているか、どこに限界があるかを知っておくことが前提です。
BMIの計算方法
BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)です。
例(女性):身長158cm、体重52kgなら、52 ÷ 1.58 ÷ 1.58 ≈ 20.8。
例(男性):身長172cm、体重72kgなら、72 ÷ 1.72 ÷ 1.72 ≈ 24.3。
日本ではBMI22を「標準体重」の基準にすることが多く、標準体重は身長(m)× 身長(m)× 22で求めます。158cmなら約54.9kg、172cmなら約65.1kgです。
BMIの判定基準
日本肥満学会の基準では、成人のBMIを次のように判定します。
- 18.5未満 — 低体重(やせ)
- 18.5以上25未満 — 普通体重
- 25以上30未満 — 肥満(1度)
- 30以上 — 肥満(2度以上)
WHOの基準では25〜29.9は「過体重」、30以上が「肥満」です。日本人はBMIがそれほど高くなくても生活習慣病になりやすいため、日本では25以上を肥満としています。また厚生労働省の食事摂取基準では、目標とするBMIを18〜49歳で18.5〜24.9、50〜64歳で20.0〜24.9、65歳以上で21.5〜24.9としています。
BMIの限界
- 筋肉と脂肪を区別できない。筋肉の多い人は、体脂肪が少なくてもBMIでは「肥満」になることがあります。
- 脂肪がどこについているかがわからない。お腹まわりの脂肪(内臓脂肪)は、お尻や太ももの脂肪より健康リスクとの関係が強いとされています。
- 合わない人もいる。子どもや10代(年齢別の基準を使います)、高齢者、妊娠中の方。
BMIは多くの成人にとって大まかなチェックの道具で、診断ではありません。
体脂肪率の目安
体脂肪率は、体重のうち脂肪が占める割合です。測定方法によって数字が変わりますが、一般的な目安は次のとおりです。
- 男性:およそ10〜19%が標準的、20%台前半はやや多め、25%以上で肥満とされることが多い
- 女性:およそ20〜29%が標準的、30%以上で肥満とされることが多い
アスリートでは男性6〜13%、女性14〜20%程度のこともあります。ただし、生きるのに必要な脂肪(男性約2〜5%、女性約10〜13%)を下回るのは健康によくありません。女性の体脂肪率が極端に低いと、月経が止まることもあります。
体脂肪率の計算・測り方
- 参考画像と見比べる — さまざまな体脂肪率の体型の写真と比べます。大まかですが無料です。
- BMIから計算する(Deurenberg式) — 1.2 × BMI + 0.23 × 年齢 − 10.8 × 性別 − 5.4(男性は1、女性は0)。BMIの弱点をそのまま引き継ぎます。
- 体組成計(体脂肪計つき体重計) — 体内の水分量で数字が変わり、朝と夜でも違います。毎回同じ条件で測れば、変化を見るのには役立ちます。
- 皮下脂肪厚計(キャリパー) — 測る人の技術で精度が変わります。
- DEXA法 — 医療機関などで受けられる、もっとも正確な方法のひとつです。
腹囲(ウエスト)もチェック
メジャー1本で、体重計よりわかることもあります。日本の特定健診(メタボ健診)では、おへその高さで測った腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上だと、内臓脂肪がたまっている目安とされます。ほかに「ウエストは身長の半分未満に」という目安もあります。朝、息を吐いた状態で、同じ位置を測りましょう。
Temfy Nutriでの表示
Temfy Nutriのプロフィールには、判定の目盛りと短いアドバイスつきのBMIカードがあります。体脂肪率は自分で入力でき(男性・女性の参考画像つき)、BMIは高めでも体脂肪率が正常範囲なら、アプリがそのことを伝えます。入力しない場合はBMIから推定され、「≈」の印がつきます。
体重と体のサイズ(首、肩、胸、二の腕、ウエスト、ヒップ、太もも)は週・月・年ごとのグラフで記録できます。プロフィールで体重や体脂肪率を変えると、カロリー目標も再計算されます(目標カロリーの計算方法)。
BMIと体脂肪率は目安であり、診断ではありません。はっきりした理由もなく体重が大きく変わったときや、数字が気になるときは医師に相談してください。
写真でカロリー計算
Temfy Nutriは目標に合わせて1日のカロリーとPFCを算出し、料理の写真からカロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食材を数秒で推定します。